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今回も私の手順を少し紹介します
いつも、手順を紹介していますが、下描きの段階は終わっていて、いきなり着彩しているので、
どんな景色をどのように解釈して描いているのか見ている人には分らないですよね。
今回は、小さな比較的小さな絵をスケッチするところから手順を紹介しますので、ご参考に‥‥。

今までやらなかったのは、下描きって一気に描いて途中で止めたくないんです。。。
だから途中経過の画像を残せなかったというわけ。
まずは、元になった景色から

私の場合、風景画モドキ‥‥なんですね〜。
風景画とは微妙に呼べないんじゃないかと
自分では自覚してます。

じゃ。。。何なの?って言うと
「アイテム+景色」とでも言うのかな?

たいてい、メインとなるアイテムを決めて
それをドドーンと真ん中に入れて、後は
その周辺を付け加えるって感じ

今回のアイテムは遮断機です。
描き出しは何からかというと、
やはりメインアイテムの遮断機です。

だいたい、紙の中央よりも少し左右の
どちらかに寄せて描き始めます。
大きさは今回の遮断機のような縦長の場合
紙の縦の長さの半分とか
3分の2くらいを目安にします。
描き始める前に、だいたいの配置を
薄くアタリをつけることもありますが、
サイズが小さいときは、ぶっつけ本番です。
いやいや、小さい場合、やり直しも楽ですからね

遮断機の基準となるのは「支柱」です。
これを描きながら、全体のバランスとか、
景色のどこまでを入れるのかをイメージします。

上のボックス状のものの下半分が消えているのは
支柱の太さを何回も変えて、描き直したときに
一緒に消えてしまったせいです。

遮断機の付属品を付け足していきます。

×の角度や長さは簡単そうですが
カッコイイ形にはなかなかならない。
単純ですが、ここでこだわって納得しておかないと
次のステップでヤル気が薄れてしまうんだよね。



キコーン
キコーンって鳴る時に光る信号灯

これも遮断機の重要なアイテム
よく見ると、それぞれに特徴がありますよね


ここのは、枠もフードも四角が基調
小さなことだけど、一番カッコイイ角度で描きたい

足元にある柵や、ベースとなる基礎部分も
遮断機の支柱を基準に
大きさや位置を確認しながら描き加えて行きます

描く時はあまり細かいディテールにはこだわらず
アウトラインというか、
雰囲気のための形にこだわります
遮断機のバーを入れます。
紙のちょうど真ん中に来てしまいましたが、
公募展に出すわけでもないので気にしないf(^^;)

しかも、長いので紙からはみ出てしまいました。
わははは
これも愛嬌である。

さらに地球を表現します。
つまり地面ですね
線を数本描くだけで、今まで宙に浮いていたものが
落ち着いてくるのが不思議☆
これが絵の醍醐味ですね

線一本で今まで無かったものが説明できちゃう


えっと‥‥
フリーハンドで線を描く時、細かく薄い線を
何本もさらさらさらさらっと描く人もいますが
私はびや〜びや〜っと描きます。
何のことだか分んないかなf(^^;)
線路とかバックの茶畑も描きます

線路のように長い直線を描く時も、
あまり細かい線ではなく、びや〜びや〜っと‥‥。

つまりこういう事
上のように細かい線でさらさらさらと
何回も同じところをなぞる描き方と
私は下のように短い線をびや〜っと描いて
それを繋げて描いていく方法です。
水彩画には、こちらの方が向いているような気がする。

ここまで描いて、スケッチとして完成としたり
さらに鉛筆で陰影をつけてから色を薄くつけて
淡彩画としてもいいし、
ここで鉛筆の線を消しゴムで薄くしてから
しっかり色をのせて、いわゆる水彩画としてもいいよね
ここでもう一度その時撮った写真と見比べてみる
写真はあくまで写真ですが‥‥
こうしてみると、ちょっと違いが出てる。
でも違うからって気にしない。
絵は見た目でカッコよければいいって思うんです。



季節的にはまだ「冬」?
春先?
なかなか微妙な季節ですが、緑はまだくすんでる。

で、今回選んだベースとなる緑は
「オリーブグリン」


これにローシェンナやニューガンボージ
などの茶系や黄色系を混ぜて雰囲気を出す
色の濃いところはウルトラマリンを少し混色
陰影を付けます。

オリーブグリンにローシェンナを混ぜた色に
ウルトラマリンとパーマネントローズの混色の紫
これを混ぜました。

合計4色ですね〜〜〜
なかなか陰っぽい色だと思いますが‥‥
透明水彩のセオリーからは外れてる?
まぁ結果オーライということで‥‥f(^^;)


陰も影も、しっかりコントラストが強い方が好き
思い切って暗い色にした方が楽しいかも
道です。

そのまま灰色にしてしまいがちですが、
よく見ると、面白い色の変化に気がつくはず

茶色かったり、青っぽかったり。

茶畑にはどちらの色でも合いそうですが
ここでは青系にして見ます。
色温度的には茶系の方が良いと言う人もあるかも

ウルトラマリンと、ペインズグレイの混色
箇所によって、青を弱くしたり、強くしたりすると
なんとなくそれっぽい。
線路脇。砂利。。。
周囲を付け足していきます

砂利はローシェンナとニューガンボージの混色

左上の木立は陰影の時に使った色の残り。
線路はウルトラマリンとパーマネントローズの混色


砂利とか、コンクリートのつぶつぶも同じ色

遮断機はニューガンボージ
それにローシェンナで立体感を付ける
黒い部分は、紫


茶畑の向こうにある遠景は後から付け足したもの
予定はなかったんだけど、上半分が淋しかったのんで
急遽適当に入れました。

いかがなものか?

‥‥完成‥‥

SMサイズ モンバルキャンソン水彩紙
 3/2005